日本茶に適した水
水によって日本茶の味が変わるとされています。
たとえば硬水で淹れた日本茶はしっかりとした重い味です。また軟水で淹れた日本茶は、やわらかくまろやかな味がします。
好みにもよりますが一般的に日本茶は軟水を使うことが望ましいでしょう。
水はお茶の味を変えるだけでなくお茶の色も変えてしまいます。
鉄分を多く含む硬水で淹れた場合は濁った色になりやすいのです。加えて鉄分はタンニンと結びついて渋みを減らす作用もあります。
お茶独特の美味しい渋みまで減らされてしまってはもったいないですね。
比べて軟水で淹れた場合は日本茶の豊かな色合いが出やすいです。
硬水は成分が溶けにくいため、どうしても薄い色合いになってしまいます。
不純物が入っている場合も同様で、きれいなお茶の色合いを出すことができなくなってしまいます。そのため日本茶の色や風味を損ねない軟水の方が向いていると言えます。
更に日本茶の色や風味を出したい場合は蒸留水のような純水を使うといいでしょう。
蒸留水は不純物の含まれていない水ですので、それだけ日本茶の色や風味を引き出してくれます。
軟水のミネラルウォーターを利用するのも良いですが、蒸留水の方が純度が高いのでおすすめです。
飲んでそのままおいしいと感じられる純水は日本茶に適した水だと言えます。日本茶のいいところや成分を一切損ねることなく深い味わいを引き出してくれますよ。
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